50代で離婚して。

             お一人様の、気ままな日々。                                                              

健康第一、安全第一。

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こんにちは。あかねです。

さて、私は子供達がまだ小学生の頃、学校のPTAで広報委員をしていた事があります。

卒業のシーズンになると、広報誌に毎年全学年の先生方から卒業生に向けてのメッセージを掲載するのですが、その中で、「健康第一」と「安全第一」を毎年交互に載せている先生がいました。当時は子供達に向けたメッセージとしては、何だかちょっと味気ない感じだなあ、と思っていたのですが、最近になって、これは人間が生きていくうえで、最も重要な事なのだ、と思うようになりました。

まずは「健康第一」。

「健康」とは、身体的な側面と、精神的な側面の両方が、「健やか」な状態である事だと思います。「病は気から」とかいいますが、裏を返せば「うつは体調不良から」ともいえると思います。私は特に何かの病気ではなくても、なんとなく体調が悪かったりすると、気分も憂鬱になりがちです。

50代に突入した頃から、更年期の影響もあったのか、私は次々と体調不良に襲われました。まずはいわゆる五十肩。右腕がほとんど上げられない状態で、じっとしていてもじんわりと肩から腕に痛みがあり、横になっても痛いので、夜も痛くて眠れない。整形外科を受診しても、注射や湿布、痛み止めの薬などの対処療法をするしかなく、しかも治るのに半年もかかると言われ、絶望的な気分になりました。唯一効果があったかな?と感じたのが鍼治療でした。鍼灸院の先生は、この辛さをよく理解してくださり、励ましてくださいました。それもよかったのか、何回か通ううちに次第に症状も軽くなり、4か月くらいでほとんど痛みもなくなりました。すると今度は腰に帯状疱疹ができて、それが治る頃には起き上がるのも困難なほどのひどいギックリ腰になり、そのあとはヘルニアになって、腰の痛みとともに左足がしびれ、治るのにやはり3~4か月かかるといわれて。どれもこれも、大病ではないけれど、こうもたて続けにつらい症状が続くのは、精神的にも本当に苦しかったです。

今までの私(50代になる前の私)は、「健康」であることは、どこか当たり前のことのように思っていました。でも、今は決してそうではない。年齢とともに、身体は衰えていくものだから、いろいろと不具合も出てくるし、今のこの世の中は、精神的につらいことも多い。だから、身体や心がつらいときは、ゆっくり休んで、自分を思い切り甘やかしていいと思うのです。

今の私は、離婚やコロナ禍での様々な環境の変化や不安で、精神面では疲れているなと感じているけれど、幸い身体の方は、慢性的な腰痛はあるものの、あの頃のようにつらくはありません。そして、今のこの疲れた精神状態は、あえて無理に前向きにしょうとしなくてもいいかな、と思っているんです。疲れている自分を受け入れて、ゆっくり、好きなこと、ちょっとでも楽しいことに、目を向けてみる。その程度でいいかなと。

そして「安全第一」。

これも生きていくうえでは大切なことだとつくづく実感します。近年、自然災害の規模が年々「想定を上回る」ことになってきていますよね。テレビなどでも、「命を守る行動を」と呼びかける言葉をよく聞くようになりました。「想定外」の災害は、もはやしょっちゅう起きている。自分の身、身体と心は自分で守っていかなければなりません。災害に対する警戒は、やりすぎくらいでいいのかもしれません。

生きていくって、ただそれだけで、実はものすごく大変なことなのだと思います。健康であり、安全が確保されていることは、当たり前じゃなく、ありがたいこと、幸せなことなんですね。