こんにちは。あかねです。
前回の記事で、先週土曜日のワクチン接種の帰り道に、いつもは通らない小径できれいな椿の花を見つけ、ちょっとうれしくなったことを書きました。
今回はその続きです。
この小径を抜けて、家に帰るため自宅の方へと向かう道を歩いて行きました。
この道の途中にはお気に入りの桜の木がありました。
過去形なのは、今はもうないからです。
以前記事にも書きましたが、去年初めて見つけてとても美しかったので、今年も楽しみにしていた枝垂れ桜。
理由はわかりませんが、去年の秋頃に伐採されてしまったのでした。
なのでここの前を通ると少し淋しい気持ちになるのです。
しかし。
この日。
驚きの光景が。
何と、伐採された切り株の横に、新しい苗木が植えられていたのです!
枝の感じからして、おそらく同じ枝垂れ桜ではないかと。
嬉しくなって写真を撮っていると、年配の女性に声をかけられました。
「お花、お好きなんですか?」
「あ、はい」
「ここの桜を知っています?」
「ええ、すごくきれいでしたよね。でも・・・」
「そう、切られちゃったのよ、何の告知もなく」
この女性は写真の階段を上がったところの棟に住んでいる方で、40年来この枝垂れ桜と手前のレンギョウの、ピンクと黄色のコントラストを眺めるのを毎年楽しみにしていたのだそうです。
「でも、新しい木を植えてくれたみたいですね」
と、私が言うと
「あら」
と驚いておられました。
どうやらこの方も気付いていなかったようなので、ほんとにごく最近植えられたのでしょう。
今年は花は咲かないかも知れませんが、来年以降、再び楽しみができてうれしく思いました。
また、この女性がこんなことも教えてくださいました。
この階段の左側にも同じような土手があり、沈丁花の木があるのですが、その下あたりに毎年福寿草が咲くのだそうです。
知りませんでした。
「今年はもう終わってしまったけれど、また来年、よろしかったらぜひ写真を撮りにいらしてみてね」
と言ってくださいました。
福寿草、これですね。
これは2011年2月に鎌倉の海蔵寺のお庭で撮ったもの。
福寿草は春の訪れを告げるお花で、スプリング・エフェメラル(春の妖精たち)と呼ばれるお花のひとつ。
咲いているのを見つけると、春をみつけたみたいでうれしくなるお花です。
来年はこの土手で撮ってみようと思います。
こんな身近に福寿草の咲く場所があったとは。
良い情報を得ることができました。
そして先ほど出会ったこの女性、もしや伐採された桜の木の妖精だったのでは?
な~んてことをふと思ったりしてしまったのでした。
まさかね。
たまたまいつもと違う道を通って家に帰ったことで、きれいな椿を見つけ、新しい枝垂れ桜の木が植えられているのを見つけ、福寿草の咲く場所まで教えていただくことができました。
たまにはいつもと違う道を通ってみるのも良いものです。
新たな発見や、何か良い事が起きるかもしれませんよ。